無理やり従わせようとする人のための禅語【人事】

目次

禅語

人事

よみ

じんず

意味

礼を尽くす

ひとりごと

本来は、人を活かすための人事。しかし、現実は、従わない部下に報復するために使われる。

道元いわく、「人事は礼拝にある」。

禅では、師匠と弟子の人間同士の円満的な付き合いを意味する人事、一般社会に置き換えれば、他人に礼を尽くすということ。

それがいつの間にか、報復のため、従わせるための人事になっているのは、本末転倒。

人事異動に感謝する人は、全体のわずかな人たち。ほとんどが不満を抱えて、やる気をなくさせる効果しかない。

会社の偉い人たちは、もう一度、「人事」の意味を理解する必要があるのでは?

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この記事を書いた人

臨済宗の禅僧です。宗門大学の博士後期課程(仏教学)修了。
檀家制度(お布施)に頼ることなく、"衣を脱いだ禅僧"として生きています。「しんどい、つらい、苦しい」といった心が、少しでも楽になるような仏教の知恵を発信しています。

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